【実録】テスラ充電スポットの選び方|1年間待たずに充電できた理由

EVを買う前にいちばん不安なのが充電だと思います。自宅に充電器がない人なら、なおさらです。僕は自宅充電なしのまま、納車から1年で3万kmを走りました。そのあいだ充電器が埋まっていて待たされたことは、一度もありません。とはいえ運が良かったわけではありません。スポットを選ぶ順番をあらかじめ決めていて、毎回そのとおりに動いているだけです。この記事では、スーパーチャージャーとFLASHの使い分けから、向かう途中で空きを確認する手順、残量の決め方まで、実際にやっていることをそのままお伝えします。難しい話はひとつもありません。
- スーパーチャージャーとFLASHの使い分け
- スポットを選ぶ3つの順番
- 1年間待たずに済んでいる理由
- 充電を始める残量の決め方
- 探さずに済むナビの使い方
テスラの充電スポットの種類

まずは使っている充電器の話からです。テスラに乗っていると選択肢がいくつかありますが、僕が実際に使っているのは2種類に絞られます。全部を使い分ける必要はなく、行き先によって決まってくるからです。最初にここを整理しておくと、この先の話が分かりやすくなります。1年3万km走ってたどり着いた、いちばんシンプルな形をお伝えします。
遠出はスーパーチャージャー
旅行や長距離のドライブで使うのは、ほとんどがスーパーチャージャーでした。設置場所が高速道路沿いや幹線道路沿いに多く、ルートの途中で自然に立ち寄れるからです。出力も高いので、短い時間で必要な分が入ります。
近場と目的地次第でFLASH
一方、日常の移動や近場の買い物ではFLASHを使っています。生活圏のなかに増えてきていて、わざわざ遠くまで行かずに済むのが理由です。幹線道路沿いだけでなく、そこから少し入った場所にもあるので、目的地によっては遠出のときでも選びます。スーパーチャージャーまで出向くほどではないときに、ちょうどいい距離にありました。
1年3万kmで困ったことはない
この2つを使い分けて1年3万km走りましたが、充電で困った経験はありません。日本一周をしたときも、充電に困ったのは1回だけでした。選択肢を増やすより、使う充電器を絞って慣れたほうが結果的に楽だと感じています。
- 遠出 スーパーチャージャーがメイン
- 近場 FLASHを使う
- 1年3万kmで充電に困ったことはない
- 選択肢は増やさず2つに絞る
テスラ充電スポットの選び方

ここがこの記事でいちばん伝えたい部分になります。充電スポットを選ぶとき、何を基準にしていますか。出力の高さだけで決めている方が多いかもしれませんが、僕は少し違う順番で見ています。この順番を決めてから、充電がまったく苦にならなくなりました。3つの基準を、実際に見ている順番どおりに説明していきます。どれも難しいことではありません。
最初に見るのは立地
いちばん最初に確認するのは、目的地の近くにあるか、目的地へ向かう道中にあるかです。どんなに出力が高くても、わざわざ遠回りして行くのでは意味がありません。移動のついでに寄れることが、まず第一の条件になります。
次に出力を確認する
立地が合格したら、次に出力を見ます。テスラのスーパーチャージャーには250kW・130kW・72kWなどがあり、当然出力が高いほど短時間で終わりました。ただし、ここで単純に高いほうを選ぶわけではありません。
周りに何があるかで判断が変わる
最後の基準がこれです。近くにショッピングモールなどの施設があれば、出力が130kWでもそちらに向かいます。逆に、周りに何もない場所なら250kWのほうを選びます。
理由は単純で、待ち時間をどう過ごせるかが変わるからです。買い物や食事ができる場所なら、充電が少し長くても苦になりません。何もない場所で30分待つのと、モールで買い物をしながら40分待つのとでは、体感がまったく違います。出力の数字そのものより、その時間をどう使えるかで決めています。
この判断に役立っているのが、テスラアプリの絞り込み検索です。アプリでは条件を指定してスーパーチャージャーを探せるので、周りの施設をひとつずつ調べなくて済みました。

使い方は簡単で、今行きたいジャンルにチェックを入れるだけです。選べる周辺施設は、お手洗い・カフェ・レストラン・ショッピング・Wi-Fi・宿泊施設・24時間利用可能の7つ。たとえばコーヒーを飲みながら待ちたいときは、カフェにチェックを入れれば候補がぐっと絞られます。出発前に絞り込んでおけば、寄る場所もすぐに決まります。
- 1 目的地付近か道中にあるか
- 2 出力は何kWか
- 3 周りに施設があるか
- 施設あり 130kWでも向かう
- 何もない 250kWを選ぶ
テスラ充電スポットで待たないコツ

充電でいちばん不安なのは、着いたら全部埋まっていたという場面ではないでしょうか。特に連休や週末は混みやすく、EVに乗る前の僕もここを心配していました。ただ実際には、1年3万km走って一度も待っていません。やっていることは単純で、特別な道具も知識もいりません。誰でもすぐ真似できる方法なので、順番にお伝えします。
向かう途中にMAPで空きを見る
いちばん大事なのがこれです。充電器に向かっている途中で、車のMAPを見て空き状況を確認します。テスラのナビには各スポットの使用状況が表示されるので、着く前に混み具合が分かります。
出発前ではなく移動しながら確認するのがポイントです。状況は刻々と変わるので、直前のほうが正確だからです。
埋まっていたら切り替える
確認して埋まっていたら、その場で行き先を変えます。別のスーパーチャージャーへ回すか、近くにFLASHがあればそちらへ向かいます。到着してから「満車だった」と気づくことがないので、無駄な移動も待ち時間も発生しません。
FLASHを探すときに使うのは、EVナビというアプリか、Googleマップで「FLASH充電器」と検索する方法です。
この切り替えができるかどうかが、待つ人と待たない人の差になっていると感じます。
合わなかった場所は次から外す
もうひとつ、地味ですが効いていることがあります。一度行って「ここは合わないな」と感じた場所には、次から行きません。
具体的には、駐車場に入りにくい場所、夏に虫がやたらと多い場所、充電器まわりの管理が行き届いていない場所です。充電そのものはできても、過ごす時間が快適ではありません。こうして候補を絞っていくと、安心して向かえる場所だけが手元に残ります。
- 向かう途中にMAPで空きを確認する
- 埋まっていたら別のSCかFLASHへ
- 合わなかった場所は候補から外す
テスラ充電スポットへ向かう残量

次は、どのタイミングで充電するかという話に移ります。残量が何%になったら充電するのか、明確な正解はありません。ただ自分なりの基準を持っておくと、残量を見るたびに迷うことがなくなります。大事なのは数字そのものより、その数字が何kmに相当するかを体で分かっていることでした。ここが分かると、充電の不安はほとんど消えます。
1%で何キロ走るかを知る
まず把握しておきたいのが、1%でどれくらい走れるかです。僕のModel Yなら1%でおよそ5km。つまり10%残っていれば50km走れる計算になります。
この数字が頭に入っていると、残量を見た瞬間に「あと何km行ける」と分かります。%のままだと不安になりますが、kmに置き換えれば落ち着いて判断できました。
目的地に着いたら残量を見る
次にやっているのが、目的地に到着した時点で残量を確認することです。ここで「残り何%で何km走れるか」を把握しておけば、帰り道や次の移動で慌てることがありません。
充電が必要そうなら、その場で次の目的地付近や道中に充電器があるかを見ておきます。この一手間で、あとから探し回る必要がなくなります。
セントリーモードで1〜2%減る
意外と知られていないのがこれです。セントリーモードをオンにして駐車すると、1〜2%ほど減ります。駐車している時間にもよりますが、この分を見込んでおかないと計算が狂います。
km に直せば5kmから10kmぶんです。大きな差ではありませんが、ぎりぎりで走っているときには効いてきます。
- 1%でおよそ5km走る
- 10%あれば50km走れる
- 到着時に残量と走れる距離を確認
- セントリーモードで1〜2%減る
充電スポットを探さない方法

ここまで選び方を書いてきましたが、正直なところ毎回考えるのは面倒だという方もいるはずです。実はテスラには、自分で探さなくて済む仕組みが用意されています。僕も普段から併用していて、むしろこちらのほうが出番は多いかもしれません。知っているだけで旅の準備がぐっと楽になる機能なので、使い方とあわせて紹介します。
ナビはスマホから送っておく
出かける前にやっておくと便利なのが、スマホから目的地を車に送っておくことです。Googleマップで見つけた場所をそのまま共有すれば、車のナビに入ります。
乗り込んでから住所を入力する必要がないので、出発がスマートになります。同乗者を待たせることもありません。地味ですが、同乗者にストレスを感じさせないという意味で効いています。
充電が必要なら自動で入れてくれる
そしてこれが本題です。目的地をセットすれば、充電が必要な場合は道中のスーパーチャージャーを自動で組み込んでくれます。
自分で探す必要はありません。どこで何分充電すればいいかまで提案してくれるので、残量を気にしながら運転する時間がなくなります。EVは充電計画が面倒だと言われますが、少なくともテスラではその心配がほとんどありません。
自分で選ぶのは寄り道したいとき
では、ここまで書いた選び方は何のためにあるのか。自動提案に任せず、自分で選びたい場面があるからです。
モールで買い物をしたい、食事を済ませたい、近くの温泉に寄りたい。そういうときは、自分で充電スポットを決めます。自動に任せるか自分で選ぶか、場面によって切り替えるのがいちばん楽でした。
テスラ充電スポットのよくある質問

本文で書ききれなかった疑問をまとめました。どれも充電を始める前に気になってくる部分だと思います。なお条件はModel Yのロングレンジで、自宅に充電器がない使い方が前提です。車種や契約内容、住んでいる地域によって変わる部分もあるので、自分の環境に置き換えて読んでいただければと思います。数字は2026年10月時点のものになります。
充電器が1台しかない場所はどうする?
向かう途中にMAPで使用状況を確認し、埋まっていれば別の場所へ切り替えました。1台しかない場所でも、確認してから向かえば無駄足になりません。心配な場合は、複数台ある場所を選んでおくと安心です。
130kWだと時間がかかりすぎない?
250kWに比べれば長くなりますが、極端に遅いわけではありません。250kWとの差は5〜10分ほどです。周りに買い物や食事ができる施設があるなら、その時間はむしろ有効に使えます。何もない場所で待つより、ずっと快適でした。
スーパーチャージャー以外も使える?
もちろん使えます。僕が近場で使っているのはFLASHですが、他社の急速充電器も選択肢に入りました。ただ使う充電器を絞って慣れたほうが、判断が早くなるというのが1年使った実感です。
充電中は何をしている?
映画を観たり、本を読んだり、仕事をしたりしています。車内が静かでリラックスできるので、集中できる時間になっています。待たされている感覚はほとんどありません。
残量は何%まで減らしていい?
僕は10%を下回らないように意識しています。1%で約5km走るので、10%なら50km。それだけあれば次の充電器には必ず着けます。5%を切ると精神的に苦しくなりますが、それでも25kmは走れる計算です。
まとめ テスラ充電スポットの選び方

自宅充電なしで1年3万km走って、充電器の空き待ちをしたことは一度もありません。特別な努力をしているわけではなく、見る順番を決めているだけです。立地を見て、出力を見て、周りに何があるかを見る。そして向かう途中にMAPで空きを確認する。やっていることはこれだけでした。
- 遠出はSC 近場はFLASHの2つで足りる
- 選ぶ順番は立地 出力 周りの施設
- 施設があれば130kWでも向かう
- 向かう途中にMAPで空きを見る
- 合わなかった場所は候補から外す
- 1%で約5km セントリーで1〜2%減る
EVの充電は面倒だとよく言われます。たしかにガソリンのように数分で終わるものではありません。ただ、充電の時間は失う時間ではなく、使える時間です。買い物を済ませたり、本を読んだり、仕事を片付けたり。そう考えられるようになってから、充電は苦でなくなりました。
これから購入を考えている方に伝えたいのは、自宅に充電器がなくても十分に乗れるということです。僕がその証明になっています。大事なのは充電器の数ではなく、自分なりの選び方を持っているかどうかでした。
この1年の記録は、他の記事にも分けて書いてあります。1年間の充電費を実額で出した記事は【実録】テスラを自宅充電なしで1年3万キロ|後悔しなかった理由に、日本一周したときの充電の記録はテスラ Model Yで36県6000km|EVで日本一周して充電に困ったのは1回だけにまとめました。1年乗った今の感想は【本音】Model Yを1年3万キロ乗って飽きない理由と便利機能もどうぞ。とはいえ購入となると金額が大きく、なかなか踏み切れない方もいると思います。月々の定額で乗れるカーリースなら、まず何年か試すという入り方もできます。気になっている方は下記リンクから月額いくらなのか是非見てみてください!
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※本記事は2026年10月時点、納車から1年3万km走った時点の内容です。充電器の設置状況や料金は変わることがあります。





