【実録】沖縄でMINIカントリーマン4日間|テスラ乗りが感じた差

EVに1年乗った体は、ガソリン車をどう感じるのか。沖縄旅行でレンタカーを借りることになり、選んだのはMINIカントリーマンSでした。普段はテスラ Model Yで、納車から1年で3万kmを走っています。つまり「EVがふつう」になった状態で、4日間だけガソリン車の生活に戻ったわけです。結論から言うと、MINIそのものは良い車でした。ただ運転している間、ずっと違和感が消えなかったのも事実です。この記事では、乗り心地とハンドルから感じる車の本性、そして280km走って分かった燃料代まで、テスラ乗りの視点で正直に書いていきます。
- テスラ乗りが感じたMINIの乗り心地
- ハンドルから感じる車の本性
- EVに慣れた体が戸惑った瞬間
- MINIのほうが良かった点
- 280kmの燃料代とテスラとの差
沖縄で借りたMINIカントリーマン

まずは前提を揃えておきます。どんな車を、どこで、どれだけ走らせたのか。ここが曖昧だと感想の意味が変わってしまうためです。試乗記事との一番の違いは、4日間まるごと生活に使ったこと。ディーラーの周囲を20分走るのとは、見えてくるものがまるで違いました。観光もドライブも含めた、実際の使い方をお伝えします。
借りたのはカントリーマンS
借りたのはガソリンエンジンのMINIカントリーマンSです。ホイールは20インチ。シートはタンカラーで、内装の色使いにもMINIらしさがしっかり出ていました。カントリーマンにはEV版もありますが、今回は意図せずガソリン車。結果として「EVからガソリン車に戻る」という、なかなかできない体験になりました。
4日間で走った280km
4日間の総走行距離は約280kmでした。沖縄本島を観光しながら、ドライブも織り交ぜた距離感です。1日あたり70km程度なので、レンタカーの使い方としては平均的なほうだと思います。
- 車種 MINIカントリーマンS ガソリン車
- ホイール 20インチ
- 期間 4日間
- 走行距離 約280km
- 燃料 ハイオク指定
- 燃料タンク 54L 満タンスタート
那覇から美ら海までのルート
那覇空港でピックアップして、まず美ら海水族館へ。その後はアメリカンビレッジ、国際通り、ウミカジテラス、トロピカルビーチ付近を回りました。最終日は那覇から331号線で与那原町まで走り、329号線を通ってHOTEL SANSUI NAHAへ。観光地の駐車場から幹線道路のドライブまで、ひととおりの場面を経験できたと思います。
MINIカントリーマンの乗り心地

いちばん気になっていたのが乗り心地でした。Model Yはスポーツ寄りで、少し硬めながら路面に張り付くような安定感があります。その感覚に体が慣れた状態でMINIに乗ると、どう感じるのか。柔らかいのか、硬いのか。実際に4日間走ってみると、単純に「柔らかい」とは言い切れない、少し複雑な答えになりました。
柔らかめだが硬さも残る足
全体としてはテスラより柔らかめです。大きなうねりはしなやかにいなしてくれます。ただ、それだけでは終わりませんでした。
20インチが拾うコツコツ感
ホイールが20インチだったこともあり、コツコツと割と鋭い入力が小さく入ってきます。大きな凹凸は柔らかく処理するのに、細かい目地や段差だけは硬く伝えてくる。この「柔らかいのにコツコツくる」という組み合わせが、テスラの一貫した硬さに慣れた体には少し不思議に感じられました。
柔らかめの味付けだが、20インチホイールのぶん細かい入力は鋭く届く。大らかさと硬さが同居している感覚。
静かなエンジン音と振動
正直、ここは覚悟していました。EVの静けさに慣れた体には、エンジン音が耳障りに感じるだろうと。ところがエンジン音は静かで、振動も気になりませんでした。最近のガソリン車の静粛性は、想像していたよりずっと高いです。ここは良い意味で裏切られた部分でした。
MINIカントリーマンの操作性

この記事で一番書きたいのがここです。車の本性は、ハンドルとペダル類から伝わってきます。4日間で最後まで慣れなかったのも、まさにその操作系の感触でした。しかもその多くは、MINIが悪いというよりEVに慣れた体のクセによるものです。ガソリン車に乗り慣れた方なら何も感じないはずの部分に、いちいち引っかかりました。EVから乗り換えを考えている方には、ここがいちばん参考になると思います。
テスラより軽いハンドル
ハンドルはテスラの「軽い」設定よりも、さらに少し軽めでした。街中では扱いやすいのですが、高速域では少し落ち着かない印象です。
270度から急に変わる手応え
そしてこれが不思議だった点。ハンドルを270度ほど回したところから、急にさらに軽くなります。切り始めから一定の重さで進むのではなく、途中で手応えが段階的に抜ける感覚です。駐車場での取り回しでは何度も出くわしました。慣れれば問題ないのですが、テスラのリニアな操舵感に慣れていると、この変化点が気になります。
発進と合流でのもどかしさ
停止状態からの発進、そして合流での加速には最後までもどかしさが残りました。EVはアクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がりますが、ガソリン車はどうしても一拍の間があります。この差は数字では小さくても、体感ではかなり大きいです。
ブレーキペダルを踏むだるさ
そして4日間でいちばん強く感じたのが、これでした。ブレーキペダルを踏まないといけないのが、正直だるいのです。テスラは回生ブレーキが効くので、アクセルを緩めるだけでほぼ減速が完結します。信号や渋滞のたびに右足を踏み替える動作が、こんなに面倒だったのかと気づかされました。加えて、ハンドルをゆっくり丁寧に切ったときの引っ掛かり感と抜け感も、最後まで気になっていました。
- 慣れた サイズ感と取り回し
- 慣れた エンジン音と振動
- 慣れない 発進と合流の一拍
- 慣れない ブレーキペダルの踏み替え
- 慣れない ハンドルの引っ掛かりと抜け
MINIカントリーマンの良かった点

ここまで違和感の話が続きましたが、MINIには素直に「これは良い」と思った部分がいくつもあります。むしろテスラに欲しくなった装備さえありました。比較記事で片方をけなすつもりはまったくないので、良かった点も同じ熱量で書いておきます。所有する満足感という意味では、MINIにしかない魅力が確かにありました。
走行モードで変わるアンビエントライト
いちばん感心したのがこれです。走行モードによってアンビエントライトの色と形が変化します。赤、青、黄色、緑、白と切り替わり、光の形まで変わる。テスラも音楽と同期して光りますが、走行モードと連動する演出はMINIならではです。夜の車内が毎回違う表情になるのは、単純に楽しい。これはテスラにも欲しいと思いました。
タンカラーの内装とデザイン
シートのタンカラーがとても良かったです。内装の色合いも、丸いセンターモニタも、MINIらしさがしっかり出ています。エクステリアのデザインと色、ホイールのデザインと色も気に入りました。車から降りたあとも眺めて楽しめるというのは、道具としての性能とは別の価値だと思います。
運転支援とトランク下の収納
運転支援のレベルの高さも印象的でした。そしてトランク下の収納は、他のガソリン車と比べても容量が大きい。旅行のスーツケースを積んだあとに、細かい荷物を隠しておける場所があるのは助かります。
- 走行モードで色と形が変わるアンビエントライト
- タンカラーのシートと内装の色使い
- MINIらしい丸型センターモニタ
- 運転支援のレベルの高さ
- トランク下の大きな収納
惜しかった点は巻き込み確認カメラ
逆に不便に感じたのは、合流や右左折のときに左右の巻き込みを確認できるカメラ映像がなかったことです。ボディはModel Yより小さいので取り回しそのものには困りませんでしたが、テスラの左右カメラ表示に慣れていると、ミラーと目視だけで判断するのが心もとなく感じました。
MINIカントリーマンの燃料代

感覚の話が続いたので、最後は数字で比べます。EVとガソリン車の差がいちばんはっきり出るのが燃料代です。今回は満タンで借りて返却時にも給油していないため、4日間で減った量がそのまま実際の消費量になりました。普段のテスラの実額と並べてみます。数字で見ると、想像していたよりきれいな差が出ています。感覚だけでは気づけなかった部分もはっきりしてきました。
280kmで使った燃料
54Lのタンクが満タンの状態で借り、返却時にはおよそ半分まで減っていました。つまり280kmで約27Lを使った計算です。実燃費にすると約10.4km/Lになります。
テスラとの費用比較
カントリーマンSはハイオク指定でした。全国平均の177円で計算すると、280kmの燃料代は約4,779円。1kmあたり17.1円です。一方、僕のテスラは自宅充電なしの急速充電だけで1kmあたり8.13円。同じ280kmなら約2,276円になります。
| MINIカントリーマンS | 約4,779円(17.1円/km) |
|---|---|
| テスラ Model Y | 約2,276円(8.13円/km) |
| 差 | 約2,503円 およそ2.1倍 |
2倍を超えました。しかもテスラ側は自宅充電を一切使わず、単価の高い急速充電だけでこの数字。自宅で充電できる方なら、差はさらに開きます。
カントリーマンSはハイオク指定のため、全国平均の177円で計算しています。今回は給油せずに返却したので、実際に支払った燃料代はありません。走った分をコストに換算した数字です。沖縄は本土より揮発油税が軽減されているため、実際にはもう少し安くなる可能性があります。
給油という手間
金額以上に感じたのが、給油という行為そのものです。今回は返却時に給油不要だったので実際には入れていませんが、残量が減っていく表示を見るたびに「どこかで入れなきゃ」と考える時間がありました。充電は買い物や食事のついでに済ませられますが、給油は給油のためだけに立ち寄る必要があります。
MINIカントリーマンのよくある質問

ここまでは運転した感想が中心でした。最後に、本文では触れきれなかった実務的な疑問をまとめます。サイズや料金、燃料の種類など、実際に借りるかどうかを考えるときに効いてくる部分です。今回借りたのはガソリンエンジンのカントリーマンSで、ホイールは20インチという条件でした。グレードや装備によって変わる部分もあるので、その前提で読んでいただければと思います。
MINIカントリーマンのサイズは扱いやすい?
ボディはテスラ Model Yより小さく、取り回しで困る場面はありませんでした。立体駐車場にも問題なく入っています。ただし合流や右左折で左右の巻き込みを確認できるカメラ映像がないため、そこだけはミラーと目視に頼ることになります。
MINIカントリーマンはハイオク指定?
ハイオク指定でした。今回は4日間で280kmを走り、54Lタンクの半分ほど、およそ27Lを使っています。実燃費にすると約10.4km/Lで、全国平均の177円で計算した燃料代は約4,779円でした。
沖縄で4日間借りるといくら?
レンタル料金は4日間で43,730円でした。1日あたり約10,933円です。今回は給油せずに返却したため、実際に支払ったのはこの金額だけでした。自分でガソリンを入れる場合は、280kmで約4,779円が目安になります。
カントリーマンにEV版はある?
用意されています。今回借りたのはガソリンエンジンのカントリーマンSでした。EVから乗り換える方なら、EVのグレードのほうが操作の違和感は小さいはずです。
テスラから乗り換えても戸惑わない?
戸惑います。停止からの発進と合流での加速に一拍の間があること、そしてブレーキペダルを自分で踏む必要があることの2点です。4日間で操作そのものには慣れましたが、もどかしさは最後まで残りました。
まとめ やっぱりテスラだと感じた

4日間で280km。MINIカントリーマンSは、良い車でした。アンビエントライトの演出、タンカラーの内装、運転支援の完成度。どれも所有する喜びにつながる部分で、素直に感心しました。それでも正直に言うと、もう一度借りることはないと思います。悪かったからではなく、十分に満喫できたからです。
- 乗り心地は柔らかめだが20インチのコツコツ感あり
- エンジン音と振動は気にならない
- 発進と合流には一拍の間がある
- ブレーキペダルを踏む動作が面倒に感じる
- 燃料代はテスラの2倍以上
- アンビエントライトの演出はMINIの勝ち
そして自分のテスラに戻ったとき、はっきり思いました。やっぱりテスラだなと。内外装のデザインもカラーもシンプルなのに飽きが来ない。走行性能の高さ、スポーツ寄りの乗り心地の良さ、室内の広さと伸びやかな全幅と全長。4日間ほかの車に乗ったからこそ、自分がこの車を気に入っている理由がはっきりしました。比較というのは、優劣をつけるためだけのものではないと思います。他を知ることで、自分の選択が腑に落ちる。今回はそういう4日間でした。
テスラを選んだ経緯はテスラ Model Yに試乗したら終わった|ベンツ・アウディと迷った僕が即決したワケに、自宅充電なしでの1年間の実額は【実録】テスラを自宅充電なしで1年3万キロ|後悔しなかった理由にまとめました。
沖縄でレンタカーを探すなら、沖縄・九州・北海道に強いスカイレンタカーという選択肢もあります。今回の4日間で43,730円という金額を、比べるときの目安にしてみてください。
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※本記事は2026年8月時点でレンタルした個体の印象です。グレードや装備、路面状況によって感じ方は変わります。



